愛媛県今治市大三島町宮浦の小規模作業所「さざなみ園」に6日、障害者と地域住民らが触れ合える交流スペースサロンがオープンし、通所者や住民ら約40人が完成を祝った。
 園は精神、知的、身体に障害がある人たちが通う今治市島しょ部唯一の小規模作業所。
 サロンは、障害者と地域が接することで障害への理解が深まればと、2015年8月ごろから計画。通所者は、9月に同市出身の画家MAYA MAXX(マヤ・マックス)さんや住民と部屋の壁に絵を描き、今年2月には今治北高校大三島分校の生徒らと椅子を作った。
 部屋の改修は、建築家の伊東豊雄さんが塾長を務める伊東建築塾と神奈川大の曽我部・吉岡研究室(建築デザイン)が担当。約40平方メートルの室内中央に机やタワー型の棚を置き、通所者らの作品を展示販売する。開放時間は平日午前10時~午後3時半で、15日にはカフェもオープンする。